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2010年06月22日

KTX車内でインターネットを使う

韓国内を縦走する高速鉄道KTXでは、走行する車内からインターネットを利用できます。今回はじめてそれを使ってみました。利用区間は釜山からソウルです。これはKTXの端から端までの乗車にあたり、所要時間にして2時間45分~3時間程度です。

SSID着席してPCを立ち上げると列車内無線LANのSSIDが見えますので、乗車車両番号が含まれるものに接続します。車内のSSIDならどれに接続しても利用可能と思われますが、指定された車両番号のものが電波は強いようです。

その後、ブラウザで適当なサイトに接続すると、列車内インターネットの決済画面が表示されます。

利用料は当日無制限利用が2000ウォン、30分の利用が1000ウォンです。KTXでの移動距離や往復/片道の違いで選択します。多くの場合、当日無制限利用がオトクでしょうね。

無料接続用カード利用料の決済は、乗務員からカードを買ってそこに書かれたID/PWを使う方法と、韓国携帯を使って決済する方法があります。特室(First Class)を利用しているときは、乗務員に「インターネットを使いたいのでカードをください」と伝えましょう。特室サービスの1つに車内インターネットの無料利用が含まれており、専用のカードを無料でもらえます(写真右)。

ちなみに、カードには次のように使用方法が書いてあります。

無線ネットワーク検索→KTX APと接続→インターネットエクスプローラを開く→ログインページが自動で開く→IDとパスワードを入力してログイン

また、決済画面を初めて表示した際に、ブラウザがコンポーネントを組み込むかどうか聞いてきますが、これを組み込む必要はありません。韓国携帯を使った決済に必要なものと思われ、ID/PWのカードを使った決済では組み込まなくても正常に利用できました。不要なものはむやみに組み込まないに限ります。

ログインに成功するとログアウト用のウィンドウが表示されます(写真下左)。当日無制限利用の場合は関係ありませんが、時間利用の場合は利用時間を浪費しないようこまめにログアウトする必要がありますので、このウィンドウは最小化していつでも使えるようにしておくとよいでしょう。その場合、PC上で新たにブラウザウィンドウを開いて、そちらをインターネットアクセスに利用します。

実際に使ってみての感想ですが、決してスループットは速くはないものの、移動中にメールやWebが使えるのは、やはり便利でした。到着空港と出発空港が違うなど、WiBroモデム等を利用できないケースでは、なかなか役に立ちそうです。

ちなみに、列車が山間部にさしかかった際には、インターネットサイトへの接続ができなくなることがありました。もしかすると列車と地上網の間はWiBroなどの携帯ネットワークを使っているのかもしれません。

また、ある時点から急にDNSが引けなくなる現象にも遭遇しました。TCP/IPの設定を確認すると、DHCPサーバがアサインしたDNSが、プライマリ192.1.1.1、セカンダリ192.168.1.1となっています(写真下右)。192.1.1.1はプライベートアドレスではなく、米国に割り当てられたグローバルアドレスなのでこれが怪しいとにらみ、DNSの指定を手動で192.168.1.1だけに固定したところ、正常にDNSが引けるようになりました。DHCPサーバの設定誤りかもしれません。

ログアウトボタンDNS設定



10 公衆無線LAN | 投稿者 yongi : 12:48 | コメント (0) | トラックバック

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