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2005年11月01日
紛らわしい無線LANの話
無線LANの話に登場する言葉には紛らわしいものが多いものです。それらを取り上げてみましょう。
・802.1x → 認証機能
利用者本人であることを確認するための認証機能を提供するプロトコルの名前です。無線LANでよく使われてますが、有線でも利用できます。暗号化/復号化に使う暗号化キーをログインする度や定期的に変更できるため、これを使わない方式(単純なWEP)より安全と言われています。
・802.11a → 無線LANの通信方式(最高54Mbps、5GHz帯)
最高54Mbpsで通信できる無線LANの規格です。5GHz帯と呼ばれる周波数を使っています。利用周波数が高いので通信距離は短くなります。最近、割当周波数が変わりました。
・802.11b → 無線LANの通信方式(最高11Mbps、2.4GHz帯)
最高11Mbpsで通信できる無線LANの規格です。2.4GHz帯と呼ばれる周波数を使っています。初期の無線LANで使われていた規格です。
・802.11g → 無線LANの通信方式(最高54Mbps、2.4GHz帯)
最高54Mbpsで通信できる無線LANの規格です。2.4GHz帯と呼ばれる周波数を使っています。現在主流の無線LANです。
こういう紛らわしい名称になっているのは、その規格を策定する米国電気電子学会(IEEE)の委員会の名前に由来しているためです。利用者にとってはナンとも困った話ですが、いたるところでこの名称が使われていますので、注意深く見分ける必要があります。
なお上記の各規格の正式な名称は、頭にIEEEをつけて「IEEE 802.11b」のように書きます。
00 基本のキホン
| 投稿者 yongi : 2005年11月01日 17:49
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