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【 00 基本のキホン 】

2007年02月25日

韓国でモバイルするコツ

観光や仕事で海外を訪れている間、インターネットが利用できると観光や仕事がスムーズに進みます。韓国では公衆無線LANサービスがだいぶ普及していますので、自分の行動範囲内で無線LANのホットスポット(基地局設置エリア)がある場所を事前に把握しておくとよいでしょう。

たとえば、スターバックス各店、韓国観光協会ビル、同観光案内所などは、KTのNESPOTが使えるところが多くあります。また、ホテルによって、独自の無線LANサービス(有料/無料)を提供している場合や、NESPOTなど公衆無線LANサービスの基地局を設置しているところなどがあります。

→ NESPOTが利用できるエリア情報
→ フリースポット(無料の無線LAN)に関する情報 (09/09/15 追記)

これらの公衆無線LANサービスに加え、ホテルが提供するインターネット接続サービスや、携帯データ通信のローミング接続を組み合わせることで、韓国内でもかなり高い自由度かつ廉価にインターネットを利用できます。

たとえば、こういった使い方が考えられます。

・じっくり落ち着いて観光情報や仕事情報を調べたいとき

→ホテルの部屋やロビーでインターネットサービスを利用
→カフェで公衆無線LANサービスを利用

・街中でちょっとした情報検索やメールチェックをしたいとき

→カフェで公衆無線LANサービスを利用
→観光協会ビルで公衆無線LANサービスを利用

・緊急にメールをやりとりしたいとき

→携帯データ通信カードを使って、その場でメールの送受信

それぞれの通信サービスが利用できる場所やエリア、周囲の環境、また通信料金の高い安いを勘案して、上手に組み合わせることが肝心ではないかと思います。


【09/09/15 追記】

ソウル市内では無料でインターネットを利用できるフリースポットを備えたカフェが増えてきました。フリースポットのあるカフェの情報は12 フリースポットをご覧ください。

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2005年11月01日

紛らわしい無線LANの話

無線LANの話に登場する言葉には紛らわしいものが多いものです。それらを取り上げてみましょう。

・802.1x → 認証機能

利用者本人であることを確認するための認証機能を提供するプロトコルの名前です。無線LANでよく使われてますが、有線でも利用できます。暗号化/復号化に使う暗号化キーをログインする度や定期的に変更できるため、これを使わない方式(単純なWEP)より安全と言われています。

・802.11a → 無線LANの通信方式(最高54Mbps、5GHz帯)

最高54Mbpsで通信できる無線LANの規格です。5GHz帯と呼ばれる周波数を使っています。利用周波数が高いので通信距離は短くなります。最近、割当周波数が変わりました。

・802.11b → 無線LANの通信方式(最高11Mbps、2.4GHz帯)

最高11Mbpsで通信できる無線LANの規格です。2.4GHz帯と呼ばれる周波数を使っています。初期の無線LANで使われていた規格です。

・802.11g → 無線LANの通信方式(最高54Mbps、2.4GHz帯)

最高54Mbpsで通信できる無線LANの規格です。2.4GHz帯と呼ばれる周波数を使っています。現在主流の無線LANです。

こういう紛らわしい名称になっているのは、その規格を策定する米国電気電子学会(IEEE)の委員会の名前に由来しているためです。利用者にとってはナンとも困った話ですが、いたるところでこの名称が使われていますので、注意深く見分ける必要があります。

なお上記の各規格の正式な名称は、頭にIEEEをつけて「IEEE 802.11b」のように書きます。


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2005年10月21日

デービーエム(dBm)って何だ?

CM-s.jpg今回の実践レポートから、電波状況をあらわすのに、ランプの数に加えて数値も添えることにしました。この数値は受信した電波の強さあらわすもので、dBm(デービーエム)という単位であらわします。この数値が大きいほど電波の入りが良いことを意味します。

この値を知るには、接続中のCM(接続マネージャ)アイコンを右クリックし、「Advanced...」メニューを選びます。現れた画面で「Network Info」タブを選択すると、ネットワークの状況を表す画面に変わります。その中にこの値が表示されています(右写真、クリックで実物大表示)。

なおdBmという単位の意味については、「ひろいんのページ」(b y ひろいんさん)の対数計算の項に詳しい説明があります。突っ込んで知りたい方はご覧になってみてください。


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2005年10月13日

韓国無線LANクイックスタート!

韓国で無線LANを使うための申し込みから利用までの手順を、具体的に時間を追って説明します。「ちょっと難しそう」と尻込みしている方でも、手順どおりに進めればきっと利用できるはずです。

日本でカンタンに加入申し込みでき、韓国のもっとも広いエリアで無線LANを利用するには、NTTコムの無線LANサービス「HOTSPOT」に加入してローミング利用するのがベストチョイスです(2005/10/13現在)。

(1) ノートPCを用意して韓国で利用OKか確認する(出発の2週間以上前)

韓国で無線LANを利用するときは、大部分の方がノートPCを使うと思います。そこでまずノートPCを用意して、それが韓国で利用できるものかどうか確認します。

まずOSはWindows XP、2000、98/MEのいずれかであれば利用できます。次に無線LANカードが802.1xという認証方法で利用できるかどうか確認します。簡単に確認するには、メーカーのサポート窓口に連絡して「802.1x認証はできますか?」と問い合わせれば大丈夫でしょう。

→ 対応PCかどうか確認する

(2) HOTSPOTに加入する(出発の2週間以上前)

出発の2週間以上前にHOTSPOTに加入します。どのプランに加入するかは日本でも無線LANを使うかどうかによって異なります。日本ではあまり使わないのであれば「オープンプラン・ライト」がオススメです。

→ HOTSPOTの加入

(3) GBRSを申請する(出発の数日前)

2005/10/31以降、GBRSの申し込みは不要になった(法人契約を除く)そうですので、法人契約以外の方はこのステップは飛ばして(4)に進んでください。詳しくはこちらをご覧ください。(2005/11/1 追記)

HOTSPOTの加入後に10日程度が過ぎると、IDやパスワードを通知する書類が到着します。到着したら会員サポートページにログインして、グローバルブロードバンドローミングサービス(GBRS)を申し込みます。この申し込みには料金はかかりません。

→ GBRSの加入(リンク先の後半)

(4) ID、パスワード、サポート番号を調べておく(出発の数日前)

HOTSPOTから届いた資料には、ID、パスワード、困ったときに対応してくれるユーザサポート窓口の電話番号が書いてあるはずです。これらを必ずメモしておきます。

(5) 接続マネージャをインストールする(出発の数日前)

韓国で無線LAN接続するコンピュータには接続マネージャ(CM)をインストールしておく必要があります。これもあらかじめ済ませておきましょう。

→ 接続マネージャのインストール

(6) 接続できる場所を探す(出発の数日前)

HOTSPOTの加入者が利用できるのは、韓国KT社が提供しているNESPOTという無線LANサービスです。このサービスを利用できる場所は全国13,000カ所以上あるそうです。自分の行動範囲で利用できる場所があるかどうか、出発前に調べておきましょう。

→ NESPOTが使える場所

(7) 接続して利用する(韓国到着後)

韓国に到着して、NESPOTが利用できると思われる場所に行き、実際に接続してみます。ちゃんと電波が届いていたら接続してみます。接続に成功したらインターネットアクセスを楽しんでください。

→ 接続方法(リンク先後半)

(8) 必要に応じて切断を確認する(韓国到着後)

利用を終えたら、切断することもお忘れなく。なお、電波状態の悪いところで使った場合には、うまく切断できているか確認するのも有効です。

→ 切断方法(リンク先後半)
→ トラブルの一例


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2005年10月07日

ローミングってなに?

ローミングがどんなものか、スポーツクラブを例に考えてみます。

スポーツクラブAはスポーツクラブBと業務提携していて、Aの会員はBの施設を利用できるとします。では、スポーツクラブAの会員がスポーツクラブBの施設を利用するには、Bの受付ではどんなチェックをすればよいでしょうか?

答えは簡単です。その人がスポーツクラブAの会員であることがわかったら、Aの会員名簿に載っているかどうかを確認し、また有効な会員証かどうかチェックすればいいのです。具体的には、たとえばAに電話して確認するとか、コンピュータシステムを相互に繋ぐといった方法が考えられます。

こういう手続きを取ることで、スポーツクラブAの会員は、自分は会員になっていないスポーツクラブBの施設を利用できるようになります。このときの「Aの会員が、提携先Bの施設を、Aの会員名簿に基づいて利用すること」、これがまさにローミングの考え方です。

具体例で考えてみます。日本でのHOTSPOT会員が、韓国でNESPOTをローミング利用するとします。そのとき利用者は韓国にいるわけですから、実際に利用する施設はNESPOTの基地局と回線です。本来、これらの施設を使うには、NESPOTの利用者名簿を使って利用資格をチェックしなければなりません。しかしローミングで利用しているときは、この利用者資格のチェックをHOTSPOTの利用者名簿に対して問い合わせます。その結果、NESPOTに加入していなくても、HOTSPOTの利用者がNESPOTに接続してインターネットアクセスできる、というわけです。

こういったローミングは、海外のサービス会社との間のほかに、日本国内のサービス提供会社の間でも行われています。

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2005年10月02日

あらためて無線LANってなに?

知人に聞かれました。「あのページに書いてある無線LANって何?携帯でやるの?」

うむむ、確かに(公衆)無線LANが何かという説明は書いていませんでした。ここであらためて無線LAN公衆無線LANサービスが何かを言うとしたら、

無線LAN無線を使ってネットワークに繋ぐ仕組み
公衆無線LANサービス無線LANを使って、屋外で使っているノートパソコンやPDAでインターネットを利用できるサービス

という説明になるのではないかと思います。

公衆無線LANサービスは、それを提供するサービスに加入することで、様々な場所に設置されている無線LANを利用することができます。日本では、例えば駅、空港、ホテル、飲食店などに設置されています。こういった駅や空港やホテルや飲食店では、そこに持ち込んだノートパソコンやPDAから、有線のLANに近い早い速度でインターネットを利用できます。

また、これら日本で公衆無線LANサービスを提供している会社は、外国の同じような会社と提携している場合があります。こういう会社のサービスに加入していると、外国でも無線LANを利用できます。このような提携会社を通して使う形態をローミングといいます。

→ ローミングの詳しい説明はこちら


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2005年09月23日

2つめ、3つめの接続手段を確保しておこう

接続手段を選択するときは、自分の目的に合ったメインの接続手段に加えて、第二、第三の接続手段も準備しておくことをオススメします。

韓国に限らず、ローミングでの接続はトラブルがおきやすいものです。たとえば無線LANを使おうと思っていたのに、たまたま認証サーバが不調で使えない、ということも十分に起こり得ます。日本のローミング元プロバイダからすれば、提携相手に設備のチェックや対応を依頼することになり、対応時間はどうしても長くなります。最悪、滞在期間中に問題が解決しない恐れもあります。

こんな場合でも何らかのネット接続が利用できるよう、自衛策として、複数の接続手段を準備しておくことは大切です。特にビジネスなどの目的で訪れ、インターネット接続が不可欠の時には必須といってよいかもしれません。

たとえば私の場合は、次のような優先順位を1つのパターンとして利用しています。2と3のダイヤルアップはそれぞれ別のプロバイダで、またローミング提携先も違っています。

1. 公衆無線LAN
2. ダイヤルアップ(無料)
3. ダイヤルアップ(有料/従量制)
4. ネットカフェ

複数の接続手段を用意するご利益ですが、実際、これが結構あります。公衆無線LANでは認証サーバが応答せず、無料のダイヤルアップ接続はパスワードが違うと拒否、有料のダイヤルアップ接続がやっと繋がって事なきを得た。そんなことも数回ありました。

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韓国で利用できる接続サービスの比較

旅行者が韓国で利用できる主なインターネット接続サービスには次のものがあります。

・ 公衆無線LAN
・ ダイヤルアップ
・ 携帯ローミング
・ ネットカフェ

※ ネットカフェ(PCバン)は接続サービスではありませんが、旅行者が利用できるインターネットへのアクセス手段であることから、ここでは接続サービスと同じ扱いをしています。

各サービスは利用できる地域、通信速度、利用料金などが異なります。自分が利用するホテルや、使いたいネットワークサービスにあわせて、上手に選択することが肝要です。

各サービスの特徴を簡単な表にしてみました。なお「使いやすさ」とは、利用開始手続きや端末設定などを含む利便性を全般的に表しています。

hikaku.gif

ざっくり言うなら、「速いけど利用場所が限られる無線LAN」、「無難なダイヤルアップ」、「どこでも使えるけど高い携帯」、「安くて速いけど言葉の壁が立ちはだかるネットカフェ」といった感じでしょうか。

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