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【 31 モバイルBB 】

2009年05月20日

T-LOGINでSkypeを使う

先般のT-LOGINに関するレポートを書くだいぶ前、ソウル市内に滞在した際に、T-LOGINでインターネット接続したPCからSkypeを使ったことがあります。その時の様子が未報告でしたので、少し古い情報ではありますが参考までに報告したいと思います。

→ T-LOGIN利用レポートはこちらからどうぞ

使用したのは2008年3月頃です。先般のレポートと同じT-LOGINのモデム(下り最大1.8Mbps上り最大384kbpsのHSDPAモデム)を夜の時間帯に使用しました。結果は次のようなものになりました。

(1)日本国内のPCで稼動するSkypeとの通話

先般のレポートではT-LOGINから日本のスピードテストサーバに対して64kbps程度の実質スループットしか出ておらず、このスループットでは十分な高音質でSkypeを使うことは難しいと考えるのが常識的だと思います。

しかし実際には十分な高音質で利用できました。日本国内のPC同士でSkypeを利用する場合と比較すると明らかに遅延は増えましたが、通話音質は国内のPC同士と大差なく概ねクリアでした。

通話テストとスループット測定の時期がずれているので、過去には実質スループットがもっと出ていた可能性も否定できませんが、もう一つの要素としてSkypeがPeer-to-peer接続を行なうことから、サーバ負荷が上がりがちなスピードテストサーバの表示以上に、end-endではスループットが出ていることも考えられるかと思います。


(2)日本国内の固定/携帯電話との通話

Skypeから一般電話網に乗り入れるSkype Outサービスを使って、日本国内の固定電話や携帯電話にもかけてみました。こちらも通話上の問題はありませんでしたが、一般の電話網を使った国際通話と比べるとやや音質が劣る感じを受けました。

電話の帯域は300Hz~3.4KHz程度ですから、PC同士のSkypeよりはるかに少ない帯域で済みます。それにもかかわらず、もっと広い帯域を必要とするSkype同士で音質の劣化があまりみられず、Skype Outで音質劣化が感じられたのは不思議です。

ちなみにSkype Outで日本国内の固定電話に接続した場合の料金は3円/分で、また1回の接続ごとに5.6円の接続料が上乗せされます。


これだけの調査で軽々に結論は出せませんが、少なくとも私がトライした時は、T-LOGINによる接続でSkype利用は十分に実用に耐えるものでした。もし同じようなことを考えている方がいらっしゃったら何かの参考になればと思います。

↑ TOP | 投稿者 yongi : 18:02 | コメント (0) | トラックバック

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2009年03月27日

ソウルでT-LOGINを使ってみた(その2)

引き続き、韓国で利用したインターネットモデムについて報告します。
→ 前編の(その1)はこちらでどうぞ

■サービスエリア

サービスエリアに関して積極的な調査はしていませんが、ソウル市内であれば建物内であっても電波状況は良いようです。ホテルの室内を含め、特に使えない場所はありませんでした。

■スループット

日本からの旅行者の場合、韓国のサイトにアクセスする機会より、日本のサイトにアクセスする機会の方が多いと考えられます。そこで日本にサーバが設置されているブロードバンドスピードテスト(http://www.bspeedtest.jp)を使って実スループットを測ってみました。結果は次のようになりました。

方向1回目2回目3回目平均
下り510 kbps420 kbps450 kbps460 kbps
上り69 kbps67 kbps72 kbps69 kbps


決して速いとは言えない速度です。実際に日本のサイトへアクセスしたときの体感速度もやや遅く感じます。ただアップロードなど上りの速度が求められる作業をしなければ、ストレスが溜まって仕方がないといったレベルではありません。若干ディレイが増えるものの、Skypeをつかった音声通話も可能でした。

個人的な感想としては、HSDPAによる足回り、国際回線を介した接続と、通信条件は良くありませんので、このくらいの速度が出ればまあまあじゃないかと思います。アクセスポイントに出向かなければ使えない公衆無線LANと比べて、いつでもどこでもそこそこの速度のコネクティビティが得られるメリットは大きいです。

■利用料金

今回借りたT-LOGINの料金体系は、基本料金1,050円、利用1日ごとに利用時間やデータ量に関わらず1,300円です。2回目以降の利用は基本料金が不要で、1日ごとの定額利用料1,300円のみとなります。

端末の受領時には、デポジットとして10,000円を預託するか、クレジットカードのコピーを預けます。これらは返却時に返してくれます。料金は返却時に支払い、現金払いのほかクレジットカードも利用可能。領収書も発行してもらえました。


次回はぜひ仁川空港でWiBroモデムを借りてみたいと思います。

↑ TOP | 投稿者 yongi : 15:50 | コメント (6) | トラックバック

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2009年03月26日

ソウルでT-LOGINを使ってみた(その1)

このたび韓国を訪れる機会があったのでレンタル利用したインターネットモデムについて報告します。

■レンタル利用できるモデムの種類

現在、レンタルで利用可能な韓国内用インターネットモデムには、通信方式にWiBroを使用したものとHSDPAを使用したもの2種類があります。それぞれには特長があり、通信速度に関しては論理速度下り20Mbps、上り6MbpsのWiBroに軍配があがりますが、サービスエリアの広さでは韓国全土に展開済みのHSDPAが有利です。

■レンタルできる場所

これらモデムをレンタルしている店舗は限られています。承知している範囲では、仁川空港のSKテレコムとKTのカウンタでWiBroモデムおよびWiBroとHSDPAの両機能を持つモデムを、羽田空港のJapan RentaphoneでHSDPAモデムをレンタルできるようです。

ちなみに以前は、羽田にあるANAエアサービス東京の携帯電話受け渡しカウンタでWiBroモデムをレンタルしていたようですが、電話で問い合わせたところ、当該サービスは既に終了したとのお答えでした。

羽田-金浦線を利用する今回は、羽田空港のJapan RentaphoneでT-LOGINサービス用のHSDPAモデムを借りました。折からの韓国旅行ブームということもあり、念のため前日に電話で予約をしておきました。扱い店舗等についてはこちらの記事をご覧ください。

■セットアップと接続

T-LOGINを利用するには専用の接続マネージャをインストールする必要があります。インストールCDはモデムと一緒にカウンタで貸してくれます。接続マネージャをインストールしてしまえば、以降はモデムをUSBに接続するだけで利用できます。インストール方法はモデムと一緒に渡してくれる説明書に書いてあります。

modem-s.jpg  DSCF2607-s.jpg

私が借りた時点の接続マネージャは韓国語バージョンでバリバリに文字化けしますが、接続機能自体は問題なく利用でき、また他プログラムへの影響も認められませんでした。

接続マネージャ(クリックで拡大)
con-manager.jpg

ちなみに切断するとき、接続マネージャを終了するときに表示する文字化けしたダイアログは本来次のような内容です。

切断時(クリックで拡大) 終了時(クリックで拡大)
diconn.jpg shutdown.jpg
インターネット接続を解除しますか? プログラムを終了しますか?(終了後に再接続
する時はモデムをPCから取り外した後に
もう一度装着してください)

→後編の(その2)はこちらでどうぞ

↑ TOP | 投稿者 yongi : 14:45 | コメント (4) | トラックバック

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2007年08月07日

羽田空港でHSPDA通信端末レンタル

tlogin1-1.jpg韓国内で使用できるHSPDA通信端末のレンタルサービスを羽田空港の国際線ターミナルで見つけました。提供しているのは株式会社Japan Rentaphone。韓国用携帯のレンタルなどを行っている会社です。

レンタル用HSPDA通信端末はIM-H100と思われます。USBポートに接続する無線モデムで、SKテレコムが提供するHSPDAサービス「T-LOGIN」のネットワークを使用します。最大速度はダウンロードが1.8Mbps、アップロードが384kbps。レンタル価格は、基本料金1,050円+利用1日ごとに1,300円で、利用時間やデータ量に関わらず定額です。

端末を利用するには、PCに専用のマネージャソフトをインストールする必要があります。

今回は窓口でもらったパンフレットからの情報ですが、次回の訪韓時には実際にレンタルしてみて使い心地などレポートしたいと思います。上の写真はパンフレットからお借りしたものです。

なお端末のレンタル窓口は羽田空港国際線ターミナル1Fロビー右手奥にあります。

→ 株式会社Japan Rentaphone
→ T LOGINナラ(SKテレコム、韓国語)
→ IT media +Dの記事(アイティメディア)

↑ TOP | 投稿者 yongi : 12:47 | コメント (2) | トラックバック

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